こんにちは。Dr. NAOKI(@urarikei_career)です。
2022年11月15日(火)に、新型コロナウイルス感染症に罹患しました(この日が「発症日」)。
症状としては軽症で、発症から約1ヶ月経った現在も少し咳は出ますが、体調は自宅療養期間が終了する頃には元通りになっていました。
(もともと咳喘息気味で、風邪をひいたりすると咳が長く残る体質なので、今回もそれと同じです)
ちなみに、mRNAワクチンは1回も接種していません。
ということで、ワクチン未接種者が新型コロナウイルスに感染・発症した体験談について書きます。
感染経路について
2022年11月12日(土)に、不動産投資関係のセミナー&懇親会がありました。
後日談として、そこの参加者で多くの感染者が出たという話を聞いたので、間違いなくそこで感染したと考えられます。
懇親会中は当然ノーマスクでしたけど、マスクはあまり関係ないと思います。
個人的には、今のように感染防止対策の一環としてマスクを常時着用することのメリットとデメリットは、次のように考えます。
マスク着用のメリット
- 感染者となった際に、飛沫を拡散する範囲を狭くすることができ、感染拡大を抑制する効果がある。
(マスク着用時に、手を前に持ってきて思いっきり息を吹きかけてもあまり風を感じない。その分横から漏れてるけどw) - ウイルスの感染成立にはウイルス力価(細胞に感染できるウイルスの最低濃度)が重要なため、大きなエアロゾル等ある程度ウイルスをマスクでトラップできれば、ウイルスの暴露量が減り、感染成立の機会を減らせる可能性がある。
- 口腔内の保湿効果があるので、上気道への感染成立を抑制する可能性がある(いわゆる粘膜免疫と呼ばれる「唾液による喉のウイルスバリア」ってやつ)。
マスク着用のデメリット
- ウイルスはマスクの網目よりも小さく、トラップできたとしてもウイルスの侵入を抑制する効果は限定的であり、感染防止の観点からはほとんど意味がない。
- 長時間着用したマスクは内側も外側も汚染されており、不衛生である(マスクでウイルスがトラップされるのならむしろ感染源)。
- 呼吸が不快感で低酸素状態になっているのではないかと疑問に感じる(マスク無しで呼吸するといかに清々しいか)。
特に3つ目のデメリットは結構シリアスだと思っていて、とりわけ成長期の子どもが自然なガス交換ができないと、心身の発達・成長に影響が出るのではないかと思います。
思考力・集中力の低下、運動能力の低下、認知能力の低下(表情を読み取る力が…とも言われているように)が心配です。
余談はさておき、実際にあの場(セミナー&懇親会)にいた全員がかなりのウイルスに曝されたと思われますが、発症する人はするし、しない人はしませんね。
ワクチン接種が始まる前からでも、感染者と同じ空間にいて、マスクして発症した人もいれば、ノーマスクで発症しなかった人もいますし、経験的にも(n数少ないけど)マスクの効果は限定的だと思います。
そもそもウイルスは目からも侵入しますし、空気だけじゃなく手や物で媒介されることもあるわけで、マスクを気にするよりも、普段から心身を整えておく方がウイルスに抵抗するためには大切かと思います(お前が言うなw)。
以上は、研究者の間でも議論が分かれているため、あくまでも個人的な考えです。
(論文等で情報は集めていますが、自分で検証していないので「個人的な考え」という表現になります。)
それでは、ここからは実際の経過について、書いていきます(11/12に感染したことが前提です)。
発症前:2022年11月13日(日)
体調はいたって普通
ほぼいつもの日曜日という感じで、掃除等の家事をこなし、食欲も普通で体調に何ら異常を感じませんでした。
発症前:2022年11月14日(月)
喉の違和感
朝起きた時はなんともありませんでしたが、通勤途中になんとなく 喉の違和感 を感じました。
痛みとかではなく、「少し唾を飲み込みづらいかな」という良くある程度の違和感です。
体調はいつも通りでしたし、土曜日の懇親会での喋り過ぎが原因かと思い、勤務中にはすっかり忘れていました。
夜も家族と一緒に夕食を済ませ、いつも通りに就寝。
発症0日目:2022年11月15日(火)
喉の違和感と軽い肩こり・頭重感
この日は、朝起きた時に昨日と同様の喉の違和感を感じました。
「そういえば昨日もこんな感じだったな」というのを思い出し、朝方に特有の症状だと思っていました。
出勤して昼頃までは体調に異常はありませんでしたが、午後に仕事している時でしょうか。
なんとなく、肩こりがひどくて頭が重苦しく感じるようになってきました。
ただ、この日は朝からデスクワークをしていたため、そのせいだと思っていました。
当時、最も主流だったオミクロン株(BA.5)の平均的な潜伏期間は2.4日。
セミナーに参加してから2日半程で体調に異変を感じたので、感染経路はやはりそこの参加者と考えるのが妥当。
(犯人捜しとかはどうでもいいです、ていうか無理じゃないですかね)
あと少しお腹がゆるめで1日に3回くらいトイレに行きましたね(「今日は快便だな」ぐらいに思っていましたw)。
これはこの日だけでしたし、辛い症状でもなかったので、新型コロナウイルスの影響かどうかはよくわかりません。
倦怠感・筋肉痛
夕方になる頃、少し実験があったので移動するようになったら、倦怠感 というか、階段の上り下り等の動作が異様に重く感じることに気づきました。
なんとなく腰付近も重苦しさを感じるようになり、この時点でようやく、「あれ、なんかちょっといつもと違うな」と思いました。
といっても熱っぽさもないし、喉の痛みもないし(喉の違和感も消失)、ただの疲れかな程度。
ただ、帰宅途中には肩や腰の痛みが 筋肉痛 のような感じになってきて、「もしかして新型コロナか?」と初めて疑うようになってきました。
発熱
帰宅する頃には筋肉痛がひどくなっていたので、体温を測ったところ…37.5℃。
発熱してる感覚は全くなかったので(平熱が37℃近くあるせいかも)、「ちっ、スカウターの 体温計の故障か」と思いましたね。
家庭内隔離と療養開始
普段は家族と一緒に夕飯を食べ、親子で同じ部屋で寝ていますが、これはまずいと思い、すぐ隔離体制へと切り替え。
なんといっても、我が家はド田舎の「ザ・農家」と言わんばかりの建坪面積80坪・10DK住宅(築60年超w)なので、妻にお願いして普段使われていない部屋に布団を運んでもらい、2か所あるトイレの1つを自分専用に。
食事、栄養、薬
いつもは1日1食(夕食のみ)しか食べませんが、その貴重な1食分の夕飯をカットして、免疫系活性化に全集中(プチ断食療法)。
「風邪をひいた時は(無理にでも)しっかり食べて体力をつけなさい」と言われたりもしますが、私の考え方としては・・・
「食欲がない時は無理に食べない」
食事をとると、消化のために消化器系に血液・エネルギーなどのリソースが割かれます。
ただし、全く食べないわけにもいかないので、あまり胃や腸に負担をかけない流動食やドリンクで、カロリーと栄養を補給するようにしましょう。
口の中で溶かして摂取できるサプリなんかも、おすすめです。
私は、マルチビタミン&ミネラル、ビタミンD、亜鉛、マグネシウム の摂取を意識しました。
消化器系にあまり負担をかけないサプリメント
徐々に増してくる筋肉痛から、数年前に経験したインフルエンザを疑いました。
しかし、流行状況的には新型コロナでほぼ間違いないと悟り、「RNAウイルスには麻黄湯だ!」という謎理論で 麻黄湯 を服用し(時刻は18:40)、体を休めました。
ちなみに、私が服用した麻黄湯はこちら(数年前のインフルエンザでお世話になって以降、家に常備しています)。
麻黄湯(顆粒タイプ)
こちらのクラシエの麻黄湯は飲みやすいですが、顆粒タイプが苦手な方には錠剤タイプもあります。
麻黄湯(錠剤タイプ)
※高血圧症などの循環器系に病気を持つ方は、麻黄湯の服用に注意が必要です。
なお、解熱鎮痛剤を服用するつもりはありませんでした。
しっかりと熱を出して免疫系を活性化して、ウイルスを叩くということを意識していたからです(体温が40℃を超えて、めっちゃしんどい!とかなると話は別ですが)。
あとは、水分補給として経口補水液をこまめに摂取しましたが、浸透圧のせいか、たくさん飲んでも体にやさしい感じがして、回復を早めてくれたような気がします。
経口補水液OS-1(1ケース分を常備しておくと安心)
参考(外部リンク)
- 経口補水液OS-1 よくあるご質問|大塚製薬工場
激しい筋肉痛と頭痛
日が替わるころには体温が38.5℃まで上がり、脈拍数は120超え。
2回目の麻黄湯を服用して(時刻は24:18)、この日は入浴もせずに就寝・・・したかったのですが、とにかく体が痛い。
腰と足(太もも・ふくらはぎ)の激しい筋肉痛と、頭痛。
発症期間を通してですが、頭痛の感じがこれまでに経験の無いような痛みでしたね。
頭の中の深いところで刺されたような痛みというか、チクーンとする痛みです(伝えにくいw)。
咳や息苦しさなどの呼吸器系の症状は全くありませんでしたが、パルスオキシメーターで測定すると、SpO2 = 94~95%(正常範囲:96~99%)。
液晶の表示が薄かったので電池交換したり、呼吸を整えて再計測しても同じ。
【医療機器認証済】パルスオキシメーター(常備しておくと安心)
これまでに同じ機器で測った値としては、96~98%という数字しか見てませんでした。
「まあ若干下がってんな」ぐらいで、あまり気にしないことにしましたw
その後、ちょっと眠っても体の痛みで目が覚めるなど、夜中はまともに眠れませんでしたが、朝方4~7時の間はわりと眠れました。
発症1日目:2022年11月16日(水)
会社に欠勤の連絡
朝起きてから、会社に欠勤連絡のため電話。
体温は、やはりそんなに発熱している感覚はありませんでしたが 38.0℃。
体調的に可能であれば発熱外来に行って、新型コロナであればその確定診断をするということになり電話を切りましたが、起床から時間が経つにつれて体が徐々に楽になっていきました。
発熱外来でPCR検査
ゼリーだけ食べて麻黄湯を服用して横になっていたところ、濃厚接触者のために休暇を取った妻から「発熱外来、予約したから」と電話がありました(いつの間にw)。
なんでも劇込みらしく、9:30~9:40の間に病院駐車場に来て欲しいとのこと(ピンポイント過ぎでしょ)。
昨日までさんざんウイルスに曝されて開き直ってる風の妻から「乗せてくから準備して」と言われましたが、もう運転は問題ないぐらいの体調だったのと、不必要にリスクを負わせることもないなと思い、「自分で行くわ」と返答。
着替えだけして、自分で運転して病院に向かいました。
病院に着くと、指定駐車場にそこそこの台数が待機していて、順番に手続きやら検査をしていきました。
そこでの光景として、ちょっと意外だったのが・・・
- 患者の皆さんが元気そうで、健常者と変わらない感じ(そこそこ元気だから、発熱外来に来れているということ?)。
- 医療スタッフの装備が、マスク・手袋・簡易的なビニール製のエプロンとシンプル。
- 流れ作業的(検体とりまーす、結果は午後連絡しまーす、お帰りくださーい)。
新型コロナ用とインフルエンザ用の検体が採取され、問診も何もなくあっという間に終わり、そのまま帰宅。
ずっと水分補給をし続けていたせいか、午前中は30分に1回くらいはトレイに行っていました(多尿)。
食事と感染対策
お昼ご飯は、自然な空腹感があったのでおにぎりと軽めのおかず(約42時間ぶりのまともな食事)。
ちなみに自宅療養中の食事は、家庭内感染を防止する目的で、全て使い捨ての食器類を使っていました。
食べ終わったら、隔離部屋に用意しておいた自分専用のゴミ袋にそのまま捨てていたので、家族に洗ってもらう必要もありません。
これがかなり良かったです。
我が家では事前にこういう事態を想定して買いだめしておいたので、是非、常備しておくことをおすすめします。
使い捨て容器で感染拡大防止
陽性の連絡
15時頃、病院の担当医師から電話があり、新型コロナウイルスが「陽性」であることが告げられました。
具合を聞かれたので、「特にしんどくはないですね。ただ、SpO2が94位ですかね。92とかも(1回だけ)出ましたけど。」と回答。
すると、「今の株は弱毒化してて安静にしてれば自然に治るから、しんどくないなら特に薬も出さないけど?」と言われましたw
(SpO2もいいんかいw)
念のために薬(ロキソニン、整腸剤、トローチ)はもらうことになり、妻に取りに行ってもらいました。
11/22(火)までの自宅療養も確定し、会社にも連絡。
妻と娘も濃厚接触者のため、自宅待機。
「感染経路に心当たりないんですけどね~」と言ったので、もし娘が聞いていたら、「ちち、ものすごい嘘つき」(そして かっこよくない嘘つきw)と思われたかもしれません。
出典:SPY×FAMILY コミックス1巻、P66|遠藤達哉(集英社2019/7/4出版)
体温最高、喉の痛み
夜はうどんだけ食べ、麻黄湯を服用。
20時ごろには、体温が最高の 39.0℃ を記録(そこまでしんどくない)。
家族が寝静まった後に、洗面所で歯磨きをしました(洗面台はアルコール消毒し、自分が使用する物も撤収)。
寝ようとした頃、少しだけ喉が痛くなり始めた のでトローチを舐めました。
前日よりは、よく眠れました。
発症2日目:2022年11月17日(木)
症状が上半身に集中
朝起きると、平熱に戻っていました。
ただ、これまでとは症状の感じが変わり、違うフェーズに入ったような感覚でした。
軽い頭痛、上半身の筋肉痛、目の痛み という感じで、胸から上に症状が集中していました。
そして、前日からの 喉の痛み が増してきて、唾を飲み込むごとに痛い。
トローチをもらっておいて正解でしたね(結局、病院から処方された薬で使ったのはトローチだけ)。
この日からは普通に食事をとりましたが(1日1食を限定解除)、「飲み込めないほど痛い」というわけではありませんでした。
体温は、37℃台後半~38℃台前半が好発。
3日ぶりに入浴し(もちろん家族で一番最後)、この日は夜だけ麻黄湯を服用して就寝。
発症3日目:2022年11月18日(金)
喉以外の症状が軽快
起床後の体温は、36.7℃で平熱(昼過ぎから37.3℃になり、この日の最高は21時ごろの38.0℃)。
脈拍数は前日まで80以上ありましたが、この日になって70台になりました。
SpO2は95~96。
昨日と同様に、頭痛、上半身の筋肉痛、目の痛み、喉の痛みがありましたが、どれも軽い症状でした。
あと、なぜか 頭皮の痛み(不快感)もありました。
うまく表現できませんが、皮膚が突っ張るような感じというか。
これらの症状は、昼前にはほぼ軽快しましたが、午後は若干喉の痛みが残り、咳や痰が少しだけ出ました。
体調は1日を通して問題なく、コロナ渦前であれば普通に出勤していたと思います。
この日は、薬を服用することなく就寝。
夜寝ていたところ、部屋を暖め過ぎたせいか大量の寝汗で目が覚め、着替えてまた就寝。
発症4日目:2022年11月19日(土)
全身症状はほぼ軽快
起床後の体温は、36.8℃。
ただこの日も昼過ぎから37℃を超え、最高は21時ごろの37.8℃。
全身症状はほぼなくなりましたが、喉の痛みだけは継続。
体調も良くてあまりに暇だったので、U-NEXTで「黒子のバスケ」をずっと見ていました(療養期間中に全話見ましたw)
家族の陰性を確認
この日、ドラッグストアで購入した抗原検査キットにより、妻の陰性を確認。
(※「抗原検査キットによる陰性=非感染者」ではありません)
妻と娘には何も症状は出ていなかったので、とりあえず一安心。
娘は自宅待機中、小学校の授業をオンラインで受けていたとのことで、社会が大きく変容したことを実感しましたね。
その内、無理に学校に行かなくてもいいような時代になるかもしれません(今も無理には行かなくていいと思ってるけど)。
発症5日目:2022年11月20日(日)
前日とほぼ同様で、体温の最高は12時ごろの37.5℃。
この日も少しだけ咳が出ましたが、喉の痛みがほとんど無くなりました。
発症6日目:2022年11月21日(月)
体調はほぼ元通りで、脈拍数は通常の60台。
熱も出ませんでした。
発症7日目:2022年11月22日(火)-自宅療養期間終了日-
咳が少しひどくなりましたが、体調はすっかり良くなりました。
体重が、発症前より 3 kg 落ちてました(69.0 kg → 66.0 kg)。
発症8日目以降
その後、咳と痰にしばらく苦しめられ、呼吸器内科で喘息用の薬を処方してもらい、少しずつ良くなっていきました。
あと、11/24あたりから「匂いが感じづらい」ということに気づき、1週間ほど続きましたが、それも元通りです。
お茶を沸かした後のお茶っ葉からあまり匂いがしなかったのと、アルコール消毒した後のエタノール特有の匂いを感じませんでしたね。
味覚は特に変わりなく、嗅覚が少しやられている分の影響が少しあったかな程度。
最後に
発症初期に意識したこと
発症初期に急激な症状が出たものの、割とすぐに軽快していったのは、以下の点が良かったと考えています。
- 消化器系に抗ウイルス応答のリソースを奪われないために食事を断ち、ゼリーやサプリでカロリー・栄養補給をした。
- 発症後すぐに抗ウイルス作用を持つ麻黄湯を服用し、解熱鎮痛剤は服用しなかった。
- 経口補水液によるこまめな水分補給を行った。
- SpO2をこまめにチェックして、肺炎が進行していないことを確認した。
参考(外部リンク)
- 経口補水液OS-1 よくあるご質問|大塚製薬工場
家庭内での感染拡大を防止するための対策
- 家庭内隔離
・完全に居住スペースを分け、会話は電話とメールにするなど、接触を断つ。
・食事や必要な物は、部屋の近くに置いといてもらう。
・2か所あるトイレの内、1か所を自分専用にする。
・室内ではノーマスクで過ごす(喚起をこまめにして、新鮮な空気を取り込むことを意識)。
・共用スペースのみマスクを使用する。 - 使い捨て食器類の利用
・割りばし、容器、紙皿、紙コップを使用し、使用後は自分専用のゴミ袋(可燃物)へ。
・飲み終えたペットボトルも自分専用のゴミ袋(リサイクル)へ。 - 歯磨き、入浴は最後に
使用後は、洗面台や洗面用具の洗浄・除菌、浴室や洗面室の喚起を徹底する。
自分が使用する物(歯ブラシ、歯磨き粉、洗剤など)は隔離部屋で管理し、その都度持って行く。
このような対策が功を奏したのか、高齢の両親・妻・子どもが発症することなく、乗り切ることができました。
前述の通り、発症日の11/15の朝までは一緒に過ごしていたので、ウイルスはがんがんに浴びていたはずですが、ほっとしました。
ウイルス排出量は発症直前が一番多いという話があるので、厳しいかなと思っていましたが、良かったです。
PCR検査したら陽性者(無症状感染者)となっていたかもしれませんね(PCRで感染の有無を判断するのが適切だとは思えませんが)。
mRNAワクチンを打たなかったという選択
軽症と言っても、発症の初日はインフルエンザかと思うくらいしんどかったです(実体験としては、インフルエンザの方がしんどい)。
熱は最高39.0℃まで上がって、下がりきるまでにダラダラと5日間ほどかかりましたが、発症から3日目以降は日常生活には何ら支障が出ないくらいまで体調が戻っていました。
「感染・発症して何がしんどかったか?」と聞かれると、「初日の頭痛・筋肉痛、その後しばらくしてからの喉の痛み」と答えます。
これが、mRNAワクチンを接種していたらどうなっていたかは、わかりません。
発症しなかったかもしれませんし、もっと軽い症状で済んでいたかもしれません。
逆に過敏に反応して、よりひどくなっていた可能性もあるかもしれませんね。
ただ、個人的には「打たないという選択」は、今のところ間違っていないと考えています。
「製薬会社で新薬開発の研究をしていて、免疫学が専門の自分がなぜワクチン未接種なのか」というのは誰も興味がないとは思いますが、その内記事にできたらと思います。
ちなみに「ワクチン反対派」というわけではありません。
今回の「mRNAワクチンに関しては」という態度です。
これまでに蓄積された知識を総動員し、学術論文や各種報告資料を精査し、医師ではなく製薬業界のプロフェッショナルたちとディスカッションした結果です。
「個人的な意見」に過ぎないものもあれば、「知っていること」もあります。
ではまた今度。